行動すること

いつものことですが、みなさん、一本の線で単純につなげてほしいようです。

世の中には「〇〇は〇〇である」と簡単に断定できないこともありますし、しないほうが良い場面もありますから、なかなか難しいですね。

世の中にはひとつの解に見えて、その内には3つの「こと」がある。

これがへそ思考で見つめられます。

つまり「〇〇である」の内容を3つの視点から見つめ直すと、本質的な部分が見えると言い換えられそうです。

表題の「行動すること」についても、具体的な質問として受けたことがありました。
みなさんは「こころ・出来事・仕組み」のどこに入ると思われますか?

これはどこにでも入ります。
というより、どこに入れても良いんです。

ここで言葉自体の意味を考えているわけではありません。意味なら辞書を引けば良いだけです。
その言葉の意味の由来や、派生する事象などを見つめるためのひとつの手法が、へそ思考です。

私たちは生活を送る上で活動したり行動したりする出来事の中で、体験や経験などを積み重ねます。その過程で失敗もするでしょうし、意見のぶつかり合いや擦り合わせも必要ですし、結果としての成就感なども味わえます。

気持ち的にやりたいこともあれば、やりたくないことだってあります。個人や対人や社会それぞれに関係する行動から見つめると、合コンでのマッチングだってありますし、ダンスなどの集団行動もあります。

マトリクスをつくって何度も試験的に試すこともありますし、完璧に仕上げようと練りに練った計画を立てることもあります。反対に行き当たりばったりなことだってあります。

このように「行動すること」ひとつとっても、3つの領域から様々なつながりが起こり、多様な思考先が広がっています。

行動とはこころの現れですし、解明されている心理的仕組みに基づいた場合もありますし、出来事の1つでもあります。

そして「行動の本質を探る」なら中央に入れて見るとわかりやすいでしょう。行動に関わる3つの領域をじっくり探究することになりますからね。

〇〇とは何か!?
という問いで始まり、深く見つめた議論が各所でなされていますが、どこまで深く探って行っても、この3つの領域からは逃れることができません。

ということは、反対にこの境域に置き換えてみて、自分が深めたい方向や気づきやきっかけをもう少し求める部分などを俯瞰するために有効とも言えるでしょう。

自分なりの答えを探すためのひとつの公式。それがへそ思考です。

そしてそれが、あなたらしいかたちづくりへとつながるのです。

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キーシェアの実験

新しい施設には、「ことラボ」というものづくりが可能な工房を併設する予定です。

ものづくりも、ことづくりも、かたちづくりのひとつの関わり方ですからね。

すでに様々な木材加工の道具を設置していますが、多くは市販されている家庭用。職人さんが用いるような大型で高級な機材はありません。

こどもの夏休みの宿題や、ちょっとした日曜大工的な作業ができる程度です。とはいえ、これらの機器を自分で購入し、自宅に置くとなると費用やスペースの問題でなかなか実現が難しいのではないでしょうか。

QRIOという安価な電子ロックキーを使って、ことラボの会員利用方法を模索しています。

利用される方は、このソフトを導入して頂く必要がありますが、物理的な鍵の受け渡しは不要なので、複製を造られるという不安もありません。(利用料は別途必要です)

シャッターキーを隠しているステンレス製のボックスは業者に依頼して製作して頂きました。

早速試してみましたが、ちゃんとシリンダーが回って解錠されました。
自動施錠設定は現在30秒に設定しています。

1 ボックス側で解錠操作をする
2 シャッター開閉ボタンを押す
3 ふたを閉める

たったこれだけです。

上手く機能するようでしたら、ともに館の利用者にも同様のシステムで室内への入場許可を出せる仕組みも模索中です。

できるだけ省力化した仕組みで利用者に気軽に利用いただける方法を提供できれば嬉しいです。

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ナスの蒲焼き

先日、野菜のランチを探して訪れたお店で注文しました。

シンプルに焼きナスを蒲焼きのタレで仕立てたメニューでしたが、意外にも美味しかったです。

そこで備忘録的に。

彩りも素敵でした。

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太陽光の有効活用

新施設には太陽光発電の自産自消型を導入したいと考えていますが,実際に業者にお願いするとなかなか難しそうに言われます。
太陽光発電をして売電で収入を得たいわけではなく,災害時などに太陽光発電パネルだけで数日間過ごせるライフプランを描きたいのです。

そのためには蓄電池と太陽光発電パネルの組み合わせが不可欠です。
蓄電池にはEV車(電気自動車)が有効なのは十分に理解していますが,先日紹介されたシステムでは災害時に太陽光発電パネルからEV車に給電できないとお聞きして,少々がっかりしました。

まだまだシステムが追いついていないのでしょうか。

いろいろな方の話を聞いたり探したりしていると,同じような願いをもった人は結構いるんだとわかりました。

そして見つけた京セラFCのサイト

太陽光発電パネルとEV車のあいだに蓄電池を挟んで,蓄電池からEV車に給電できる仕組みになっています。さらに蓄電池には太陽光発電パネルから給電できるようです。

これなら思った「かたち」になりそうです。

やはり「あいだをつなぐ」という考え方は大事なのだと,この事例からも実感しました。

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オルタナティブ・ライフ

今回はことづくり生活に関する造語のお話です。

オルタナティブとは、規定の外にある「こと」をひとつの概念にもち込んで、代替え的な活動を行う時に用いられる言葉のようです。

ほんの少し見方考え方感じ方などを変える日常生活の過ごし方や、普段とは異なる生活などを意図的に作り出すことを「代替」と呼んで良いのか疑問ですが、これまで疑ったことのない常識や伝統に縛られない生活スタイルを探るために試行錯誤できる場所があっても良いじゃないかとの想いを込めた言葉です。

この造語はパラレルデイリーの次に生まれました。

生活をより豊かに感じることができる状態をつくるのはあなたです。
誰かのかたちに参加することもできますし、自分のかたちをつくることだってできます。

そう。
ことづくり生活とは、『かたちづくり生活』なのです。

かたちづくりとは、対象となるモノやコト、人や場などを通して、自分なりのかたちをつくる生活です。
ものづくりをしても良いですし、まったり過ごすのも良いですね。どんな「かたち」でも良いんです。

ことづくり生活では、ささやかであっても「自分でつくりだすかたち」を大切にして欲しいとの願いをもっています。

自分時間を大切にすることもそうですね。

つまりは自分で切り開く胆力のある生活を送るための、その土台となるこころを養うためのかたちづくりです。
ことづくり生活の考え方を実践していただければ幸いです。

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ちょっと東京へ

普段は畑仕事が中心ですから、人混みとは無縁の生活を送っています。

とはいえ、お出かけも結構好きです。新しい気づきやきっかけを手に入れることができるからですが、情報量が多すぎてオーバーフローしがちになってしまいます。

さて、今回は某美術大学の先生と、後期の講義でお声がけいただいているのでその打ち合わせと、大学時代の友人と飲んで、美術館めぐりをして戻ります。

雨の中になりそうですが、久しぶりの東京。楽しみです。

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モノである「こと」

へそ思考は世界のとらえ方です。
身の周りのことをできるだけ大胆にシンプルに。でも奥深くを見つめられるように考えた思考法です。

それは
・出来事、仕組み、こころ
の3領域でしたね。
そこから派生した
・事実、根拠、解釈
もありました。

今回は、このようなコトの領域に該当するモノの領域があるのかを、へそ思考を元にして探ってみましょう。

モノとは、基本的に見えるかたちで存在しています。
ただし私たちの目では確認できないような、分子レベルの水蒸気や理論レベルの反物質といったモノもありますが、まぁ出来るだけそういったモノも含まれるように考えてみましょう。

あ、改めて言うことでもありませんが、こうやって考えるのは「コト」ですよね。

◯形質、法則、意匠

まずは定義から。
形質とは、かたちを形成するための素材や色彩や組み合わせなどとします。
法則とは、形質をかたちづくるための仕組みです。
意匠とは、かたちを示す特徴的なデザインとしましょう。
(※意匠法での定義とは異なります)

・形質と法則のあいだには、機能
・法則と意匠のあいだには、論理
・形質と意匠のあいだには、様式

例えば、モノに込められた機能性、用いた論理体系、そして様式美。
これらを、モノをかたちづくる要素としてみましょう。

素材や色や組み合わせなどと仕組みのあいだには、構造や機能や性能などがあります。知り得た仕組みを用いて設計し、様々な機能をもたせた商品がたくさん世の中に出回り、そして消えていきます。
ここには人が操作できても創造できない領域もあります。例えば酸素原子が2つつながればO2ですね。O3ならオゾンです。でもO157なんていう病原性大腸菌のような組成を酸素原子でつくることは難しいでしょう。何故ならそのように設計されていないからです。

仕組みとデザインのあいだには、論理性や整合性などがあります。
コトと基本的に異なるのは、モノはこころの中だけで存在すれば良いのではなく、現実的な存在となるための前提があるところです。
自然物も人工物も、そこに存在するためのデザインを完成させるためには物理的・論理的な関係性が成立していなければ崩壊するか、そもそもかたちをつくることができないでしょう。

素材や色などと設計(デザイン)のあいだには、様式などがあります。
例えば空を飛ぶという出来事の実現には、鳥とトンボでは様式が異なります。
これは自然が時間をかけてつくりだしたかたちですから、同時に洗練要素として淘汰という論理的整合性などが加わっていますが、人がつくりだすかたちには、敢えて論理性を無視した様式だってあり得ます。

まぁ淘汰に論理性はないという人もいますが、未知の世界を知り得ない者に断言などはできませんから、ここではその立場は取りません。

とりあえずこんな感じでまとめてみました。まだまだ洗練が必要でしょうが、なんとなくモノの姿をとらえられたと感じました。
みなさんはいかがでしたか?

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じぶん時間を大切に2

〇じぶん時間のタイミング
さて、今回は「おひとりさま」というコトをどのタイミングでとるのが良いでしょうか、というお話です。

朝はしっかり
昼はぼうっと
夜はまったり

というのはどうでしょうか。

というのも、朝はこれからの始まりですから、今日1日の流れをイメージして、タイムテーブルや課題解決の方法を練ることで頭をフル回転させても大丈夫です。

昼はお仕事等疲れてきてるところですから、息抜きが必要です。無心になって、頭を休めるために緑や水、空など自然の触れてぼーっとするのが午後からの活力持続に良さそうですね。

夜は質の良い睡眠時間をしっかり確保することが大事ですから1日を振り返ることも必要でしょうが、あまり力み過ぎずに俯瞰することを心掛けてみましょう。

〇遺伝子レベルのお話
先日某テレビ番組では、テロメアの長さを長く保つためにはネガティヴ思考などでストレスを溜め込まないことが大事だと言っていました。
テロメアとは、生命の長さを決定する遺伝子のひとつの因子だそうです。それがストレスを溜めると短くなってしまうのだそうです。

そこで取り上げられていたテロメアを短くしない方法として、呼吸を見つめることを推奨していました。
これは自分の内を見つめつつ、単一のことに意識を向けることで無心になるためのひとつの方法です。

こころのモヤモヤを、呼吸を見つめる出来事を通して、心身を落ち着かせる仕組みがそこにはあります。

・・・

私には、テロメアなんて遺伝子の専門的なことはわかりませんが、心を落ち着かせて無心になることでこころが解放されることを経験的に知っています。
陸上トラックをひたすら無心で走ったり、プラモデルをつくったりするような活動でも良いですし、海辺で波の音を聞いたり、木陰から遠景の山々を眺めたりするような自然の中に身を置く状況をつくったりすることで、こころがすっきりすることがあります。

そのこと「だけ」を考えている上に、そのことには課題や展開などがありませんから、不安や焦燥などに振り回されることがありませんからね。

目の前に突きつけられた諸問題や条件などについて、今考えていることが正解かとか、実現可能かなんて本人にもわかりません。
未来志向へつなぐのは他ならぬあなた自身なのですから、自分と周囲との関係性をじっくり見つめて、どんなかたちづくりをすれば良いかを実践し続けること。

いろんな想いも込めて、じぶん時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。

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やさいの日 2017

今年もやってきました、8/31。
語呂合わせで「や・さ・い」と読むそうです。

今年は新農地を手に入れても手押し耕運機で頑張ってきましたが、暑さと疲れに耐えきれず、とうとう乗用トラクターを購入しました。
まだ一週間程度ですが、とても楽ちんです!

8/23に農協の農機センターから届いた20馬力の小型な機種ですが、普通車が普通に購入できるお値段です。

でも、価値は値段じゃないんです。
身体を壊したら元も子もないですからね。

特にストレス。
草が徐々に生えてきているのに、疲れが溜まりすぎて身体が動かないなんて辛いです。そのストレスが解消されるならこの選択肢を選ばない理由はないですし。

手押しで何時間かけても綺麗にならなかった農地が今は茶色い土がフカフカしていてとっても満足しています。

さて、これから何を植えようかな、と、次には栽培するやさいのことを考える余裕が生まれました。

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じぶん時間を大切に1

みなさん、じぶん時間を楽しんでいますか?

休みなく活動すること自体が自分時間だという方もいらっしゃるでしょうが、ゆったりまったり、焦らず慌てず、時間を気にせず過ごせたら、どんなに素敵だろうと思う方は多いのではないでしょうか。

じぶん時間とは基本的に「おひとりさま」を満喫する時間です。

トイレやお風呂で過ごすこともあれば、趣味の時間で読書や釣りなどを楽しむ時間など、数え上げるときりがないくらい様々な楽しみ方がありますよね。

おひとりさまの時間とは、じっくり自分と向き合うことのできる時間です。

一人が好きな方も、寂しがり屋さんも、少人数の集まりが好きな方も、大勢でワイワイするのが大好きな方も、みなさん等しく自分を振り返る時間は大切ですよね。

人によっては日記を書いて、日々の出来事や思い出を書き留める方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは「俯瞰する」ためにはとても大切です。太極に立ち、自分の見方考え方感じ方などに、違う視点はなかったのだろうかと振り返るためには欠かせません。

ひとりで嫌なことばかりをあげつらっても未来志向へは向かいません。気になったこと、改善したいことなどをどうしてそう感じたかを書き留めた方が、その時に解決できなくても、後で振り返れば違う見方考え方感じ方ができることがあります。

「おひとりさま」とは単に今の時間をひとりで過ごすだけではなく、過去の自分と向き合い、未来の自分を見つめることのできる時間です。

多忙な方には是非、寝る前よりも朝起きた時に自分を見つめる時間をとってみてはいかがでしょうか。

その時間帯については次回にしましょう。

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