いい写真、撮れました

写真を撮る愉しみというのもあります。
でも、今回紹介するのは香川県民文化大学でサンポートに言った際に、iPhoneでとったもの。
コンデジでも一眼でもないのですが、ちょい撮りに最近はiPhoneをよく使います。
広角なのでアップには出来ないんですけど、あとでトリミングすればいいかあ、と気楽にとってしまっています。

この数日前。強い風に悩まされていましたが、この日はおだやか。
空の色もばっちり。雲一つありません。そこでぱちり。
いい青でした。夏の瀬戸内海は白んだ青であまりきれいじゃありませんが、この日の青はとても透き通っていて素敵でした。


高速艇が水面を滑るように進んでいました。直島からのフェリーも入港して来ています。
空の青と生みの青、それに船の白さが際立って、とっても爽やかでした。


農場にて。この日はサンポートの前日。風がとっても強く、雲が勢いよく流れています。
ひまわりの葉っぱも風に吹かれてなびいています。
逆光ですが、真夏にしか撮影できないような風景が12月間際に撮影できる喜びです。


これも同日撮影。ホームページに使用するため加工しています。
春のようですが、これも11月下旬撮影という、季節を勘違いさせるように咲き誇るなのはなです。

一瞬を写し取る写真。そしてそこから想像する愉しみ。
写真って面白いですね。

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市美のワークショップをのぞいてきました

ちょっと古いネタですが、11月20日(日)。
小企画 千葉尚実展 という展覧会に合わせて行われたワークショップに参加しました。
「ヘンないきものをつくろう」というイベントでした。
わたしも、プラスチック粘度でキーホルダーを作らせて頂きました。

終了後、意見交換する機会があったのですが、良い刺激をもらいました。
今回の方式は、一斉に行う講座ではなく、いつ来てもいいし、人によって時間の掛け方が違っても構わない活動方法です。
そんなワークショップについて考えるきっかけを頂きました。
ちょうど、 前日はまなびあい勉強会で三澤先生のお話を聞いたばかり。
そこで考えた、ワークショップについてのまとめ(意見)はまた後日紹介します。

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香川県民文化大学に参加

11月26日。香川県民文化大学の講演を聴いてきました。
今回は今期最終。来期もとりあえず申し込みを済ませました。月に一度ですが、いい刺激になります。「まなびあい」は2ヶ月に1度。これも良い刺激です。

さて、今回は「いま、日本を読む」と題して佐高 信 さん。
率直な感想は、なかなか毒舌だなあ、という点ですね。
でも、勉強になったこともたくさんありました。
わたしは情報教育について研究していたこともあって、情報がどのように流れているかは非常に関心のある所でした。

(以下、箇条書きで記録)
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『原発問題』を例に。
テレビは本当のことは伝えていない。
毎日見せられることで、情報は本当だと思わされる。
東日本大震災の際に東電が有利な情報が、「専門家」と言われる人たちの口を使って流されたが、問題があったことが後日明らかになって来た。
『オリンパス、大王製紙問題』を例に。
昨今見られる会社の問題。 日本が信用されなくなる。ルールが生きていない。
会社にとっては損得が働くため、決断が遅れる。

がまんを強要する「相田みつを」を上手に利用し、社会的に上に立つ者が自分の利益になるように便利に使っている。
人が良いとだまされる。プラスな推測として◯◯だろう、というのは通用しない相手が山ほどいることを知らなくてはいけない。

中立公正はない。思想があれば必ず偏りがあるもの。
責任を負いたくないという立場でどちらの意見にも偏らない。
それは死んでいる人。生きているなら自分の意見を持つことが大事。
偏っている、と言われることを恥ずかしいと思う風潮が問題。

国家との距離を何で測るか。
情報操作されない。独自性を貫くために勲章を拒んだ人の例。
人民統制する武器として、勲章が利用されている。
本物の情報はタダでは得られない。書籍等へ自分でとりに行く自覚を。
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感想:
問題が起きたとき、わたしたちの専門知識がないところに専門家が出てくると、わたしたちはその意見を正しいと妄信してしまいます。でも、それは信じざるを得ない状況に置かれているからに他なりません。
自分の知識を高めることは大切ですが、全ての人がその方向に努力できる訳ではありません。わたしとしては「つながる」ことの大切さを伝えたいのですが、その点ではあまり参考になる所が内容にも思えます。
でも「つながる」と「つるむ」とは分けて考えないといけません。
問題意識をもつこと、本質が何かを見落とさないこと。
そのためには、感情に左右される現状を理解し、物事から一定の距離を置いて俯瞰することの大切さをいっているのだと思えば、良く判ります。

まあそれにしても重く、難しいお話でした。。。

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すごい風に悩まされます

このところ、ずいぶん寒くなってきました。
それに合わせて風がものすごく強いですね。
農場は冬になると強風に悩まされます。
去年は仮設トイレの周りを覆っていた幕が吹き飛ばされるほど。
北風ではなく、南西側の坂瀬池側からの風がもっとも冷たくて強いですね。
讃岐山脈から吹き下ろしてくる風でしょうか。


そこで昨年も行った、防風ネットを張り巡らせてみました。
今年は防獣杭というのを見つけたのでそれを用いたんですが、余りの強風のために一本折れ曲がってしまいました。
しかたなく補強のために去年と同じく木の杭を打ち込みました。

地上から1mもありませんので、それほど効果はありませんが野菜が強風でちぎれることはなさそうです。今年は昨年と違って今から収穫できるものがたくさんありますから気になる所です。

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投稿数が100を超えました

気がつけば、投稿数が100を超えました。
自分に拍手!

毎日投稿をめざしてがんばっています。
これまた気がつけば、2ヶ月連続更新まであと一息。
このブログは基本的にロボット検索を拒否していますが、だんだんとデータを拾われるようになってきたようです。

畑の記事がほとんどで、なおかつ「内容がないよう」とだじゃれを言いたくなるような投稿もけっこうあるのですが、毎日の生活スタイルに取り込んでがんばっています。

これからも、どうぞよろしく。

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MIMOCAの20周年記念イベント

11月23日(祝)は、丸亀市猪熊弦一郎美術館の20周年。それに合わせてイベントが開催されましたので行ってきました。


たくさんの人たちがオープニングセレモニーに集まっていました。
丸亀高校の吹奏楽や、丸亀市内の中学生による合唱などの催しを終えてテープカット。
なかなか中に入れてもらえませんでした。。。


この作品は、中に黄色い下駄が入っているのですが、経年劣化で樹脂部分が変色していたのを、三木町にある(株)ニップラがきれいに修復したとか。さすがは世界に誇るアクリル樹脂の企業ですね。びっくりするほどきれいになっていました。

今回のメイン展示は、京都の旧ホテルフジタ京都(1970年2月開業、2011年1月閉館)に設置されていたもの。学芸員さんのお話によるとステンレスの板に丸い穴が空いていて、裏から蛍光灯で光らせていたそうです。これも修復が始まるそうで、どんな姿になって帰ってくるのかも愉しみです。

1Fのエントランスにはおいしそうな香辛料の臭いが充満していました。そのカレーがとっても食べたくなりましたが、お昼までには戻ると子どもに約束してきたので、残念ながら指をくわえて通り過ぎました。午後からはスチャダラパーのコンサートもあったようです。

ワークショップも開催されていました。
好きな時間に参加して制作するスタイルですが、すぐにいっぱいになりました。
わたしは来場者なんですが、困っているこどもにはつい教えてしまいますね(笑)。

そして全てのはんこを集めて終了。

はんこも手作り。たのしいひとときでした。

ミモカは、今日だけ臨時開館。明日からは再び旧館に入るそうです。

今までになく、とてもたくさんの来場者がある状況を見ることができました。
駅前という好立地、そして人々が集い、つながる場所として機能している実感がありました。そしてその裏ではスタッフ、ボランティア等たくさんの方が動いていました。
そういった方々に支えられてイベントというのは実施できる訳ですから。
本当にお疲れさまでした。

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小豆島に行ってきました

11月18日(金)。勉強会の前日、あいにくの雨でしたが小豆島へ渡ってきました。

土庄町にある「迷路のまち」。商工会がアピールに力を入れているようですが、私ははじめて知りました。そこのMeiPAMという組織がやっている「地域おこしプロジェクト」を見てきました。古い民家や藏を改装したちいさな展示室が3つ。そしてそれらを迷路のようにつないでいる生活道。
その辻には迷路のまちと書かれたてづくりお地蔵さん。
古い生活臭のある中をのんびり歩く愉しみ。
直島町とは違った楽しさを感じました。

このアートプロジェクトを企画されている柳生さんという方ともお話しできました。
つながっていけること、愉しみにしています。

また、以前ニュースで見ていた樹齢1000年のオリーブの木も見てきました。
とても立派な幹でびっくりです。このねじれ方も見事。
どうやら今は枝を伸ばしている最中のようでした。

鹿島海水浴場から少し離れた場所ですが、海水浴場方向が奇麗に見えて、とても魅力的な立地です。もともと別荘地か保養所か何かが建っていたのでしょうか。古い割にはとても立派な石垣や側溝が残っていました。

今はオリーブの木だけですが、将来的には何か施設が出来るのでしょうね。
すてきな観光スポットになることを願っています。

 

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遊びにアートの礎あり

専門的なことはさておき、私は、遊びというのはなんらかの秩序の中に生まれるものだと思っています。
大きなくくりでは、規則性とか法則性とか言われるものがその場やその人にあり、それに則って愉しみを得る行為が遊びなのではないでしょうか。

6年の娘が習字の練習をしていました。
そばにみかんが置いてありました。
手には墨のついた筆があります。。。。
そして思いついたことを実行しました。

目を凝らしてみると線の強弱を工夫しています。
正面から見たときに、ひげが見えるように納めています。
歪んでいるので首を傾けているようにも見えます。

期待した結果と、偶然出来た結果があるでしょうが、それも含めて遊べます。

では、アートはこの完成度を上げればアートになるのでしょうか。
決してそうではないところも面白いところです。
未完成の美しさ、見る者の想像力をかき立てる要素があれば、鑑賞者はとても楽しい気分になれます。

娘の遊びを見て、遊びの中にアートの礎があるんだと、改めて意識させられました。
こどもっておもしろいなあ。。。

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会社等でやってみてほしいこと

企業や学校でやってみてほしいこと。

それは「美術の楽しみ方を提案する場」であってほしいこと、です。

実は簡単にどこでも出来る方法があります。
それは「問いかけのキャプションを付けること」です。

作家名や作品名がついているのは当たり前。でもそれはあるべきなのでしょうか。

たとえば企業の事務所に花瓶を飾ったとします。
花は生けられず、その坪だけを飾っていたとき、図柄があれば人はそこを見ますがそれすらないとき、何を見れば良いか分からなくなる人もいます。
そこで例えば「叩いて音を聞いてみたいですか」「息を吹き込んでみたいですか」と、五感に訴える問いかけを書いておくのです。

殺風景な事務所に絵を飾ったとします。
「今日はどんな風を感じますか」と、肌に感じる間隔を意識させてみます。

毎日の日常でも、感じ方は変わるものです。
そして朝礼などでそのことについて触れてみます。

そうすると、単なる「飾り」から、作品を通した自分への「関わり」が生まれます。

実は作品でなくても良いんです。
蛇口に吹き出しを付けても良いんです。ことばを発しさせてもいいし、何も書かずに想像させるのも楽しいものです。

そうすれば普段の生活の中で、取り立てて新しい刺激を探さなくても意識のもちようで変われることが分かります。

ただし、この表示はこまめに変えること。。
でないと、飽きるしマンネリ化するし、邪魔!と思われるかも知れません。
期間限定でやるのがおすすめです。

どうです?
やってみませんか??

(※あくまでも「モノを見る愉しみ」の導入であることをお忘れなく。)

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第二回まなびあい勉強会の開催

11月19日(土)に第二回まなびあい勉強会を高松市美術館にて開催しました。
講師の先生は、武蔵野美術大学教授の三澤一実先生。前半は「全国の事例に見る図工美術」と題しての講演です。 後半は参加者から感想や質問を受けて三澤先生に答えて頂きました。

参加者は中学校2名、高校2名、大学1名、美術館2名、一般2名の参加でした。
今回もいろいろな立場の方が集合しました。

三澤先生からは、最初に指導要領のお話や概念的なお話を頂きました。
時代とともに変化して行く学びの中で、現在出されている答申の中から「開かれた個」という言葉が用いられている所に焦点を向けて、開かれた個によって美術に新たな目的が生まれてくるのではないかと、転換期を迎えているということでした。
生きる力を語るキーワードとしてのキーコンピテンシー(主要能力)では
1 社会、文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する力
(自己と社会との関係)文化、社会との関わり
2 多様な社会グループにおける人間関係形成能力
(自己と他者との関係)コミュニケーション能力
3  自立的に行動する能力
(自己、自律)

の3つがあることや、
自分の考え方を外に出すことでコミュニケーション能力が身についていく。そのためには美術(アート)を通してどんどん情報を発信していく能力が必要だが、身につけさせられているかという問いかけなどを通して、全国の実践事例を紹介して頂きました。

また、評価についても「評価=子どもを伸ばすこと=指導」であって、子どもを伸ばすための方策を十分吟味して活動展開できているかといった問いかけもありました。

印象に残っているのは、言語活動に関することで、美術というのはことばにしきれない所に美術の必要性があり、単に言葉の表現力が増すだけでは意味がなく、色や形を意図的に使う所にことばが生まれる、ということでした。
表現したいものがあり、その表現をするための様々な試行錯誤や工夫、悩みがあるからこそことばで語れるこだわりの部分が生まれるということでしょう。

もうひとつは「非日常(非現実社会)と日常(現実社会)をつなぐのが美術である」というお話でした。内面の世界と、実際に活動している世界は違うという捉えです。例えば実際に空を飛んだりすることはできませんが 想像の世界では出来る訳です。そこに美術の有用性があり、だからこそ美術を活用した生活を送ることが心の豊かさにつながって行くのだろうと感じました。

まなびあい勉強会の特徴は、一つの職種や業種にこだわらずこのような少人数でお互いが美術を通してつながりあい、意見を聞き、刺激を受けることができることです。そしてそれぞれの持ち場(職場)でその得たものを生かして頂く流れができればすばらしいことですね。

次は1月22日。京都造形芸術大学の福先生をお招きしてご講演頂きます。
どうぞ、ご期待ください。

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