遊びにアートの礎あり

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専門的なことはさておき、私は、遊びというのはなんらかの秩序の中に生まれるものだと思っています。
大きなくくりでは、規則性とか法則性とか言われるものがその場やその人にあり、それに則って愉しみを得る行為が遊びなのではないでしょうか。

6年の娘が習字の練習をしていました。
そばにみかんが置いてありました。
手には墨のついた筆があります。。。。
そして思いついたことを実行しました。

目を凝らしてみると線の強弱を工夫しています。
正面から見たときに、ひげが見えるように納めています。
歪んでいるので首を傾けているようにも見えます。

期待した結果と、偶然出来た結果があるでしょうが、それも含めて遊べます。

では、アートはこの完成度を上げればアートになるのでしょうか。
決してそうではないところも面白いところです。
未完成の美しさ、見る者の想像力をかき立てる要素があれば、鑑賞者はとても楽しい気分になれます。

娘の遊びを見て、遊びの中にアートの礎があるんだと、改めて意識させられました。
こどもっておもしろいなあ。。。

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