「ふきだしあそび」イベント

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ちょっと前に記事を書きましたが、ねらいをもって活動を行うことで、遊びの中であってもこどもの心に働きかける方法があります。
(※実は大人でも。会社の啓発セミナーでも使えるネタです)
「ふきだし」をつけることで、しゃべらない「もの」の声を考えます。
こどもは単なる遊びとして行いますが、作業をさせる側がねらいをもっていれば、声かけの方法が変わります。
作業が遅い子どもを待つことの大切さも見えてきます。

<まなびあい愉会くらぶ>としては初イベントです。
『ふきだしあそび』
12月4日(日)10:00〜15:30
ホンダカーズ香川 屋島店

これを、決してこども向け、造形ワークショップなどとして開催したのではなく、一般社会の一業態の中で行ったことが大切だと思っています。最初、この話を店長さんにもって行った時、「うちでは何でもOKです」と受け入れてもらえたことにも感謝です。


この日はクリスマスイベントの日でした。11:00と13:30にはサンタさんがやってきます。それに合わせてホンダカーズに縁のある家族連れ、購入を考えている家族連れがやってきました。

※テーブルの上に置いておいた手順書です。
大人向けのメッセージも入れておきました。ここは車を販売(購入)するための場ですから、前もってさまざまなクレームに対応するための一つの方法でもあります。

盛況の時間帯はテーブルいっぱい。それ以外は閑散としていました。

どこに貼付けてもいい、ということでしたのでいろんな場所にふきだしがつきました。

<感想>
来場の年齢が思ったよりも低かったため、ひらがなすら書けない子どももいます。こどもにとって普段なら「だめ」と言われることをやっていますので、「本当にいいのか」「そう言われても」という反応をする子どもたちが多かったですね。
おそらく上記の理由でしょうが、最初の1枚をつくるのには非常に時間がかかりました。
でも、1枚を完成させ「おもしろいのができたね」というと、2枚目を書きたくなるこどもがほとんどでした。そして2枚目の仕上がりは早くなります。
さらにやり方、考え方が分かると、どんどん書きたくなる子がほとんどでした。
ぺたぺた貼付けるのが楽しくて、10枚以上貼付けた女の子もいました。

また、この活動を通して学校教育に限らずさまざまな場所で「発想」の楽しさをもっと伝えてほしいということを感じました。生き生きと、自分がやったこと、見つけたこと、工夫したことを誇らしく語れるこどもを育てるためにも、いろんな思いを広げさせることが大切でしょう。

店長さんからは来場のお客様も、従業員の方にも、好評だったとの感想を頂きました。
またスタッフがいない中、我が家のこどもたちが活躍してくれました。
さまざまな「つながり」に感謝です。

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「ふきだしあそび」イベント への2件のフィードバック

  1. 川崎展子 のコメント:

    おもしろいですねぇー。実は私、ホンダ車ファンです。高松中央インター店で車買いました。
    毎夏ずっとやっていたステップワゴン塗り絵コンクール、杉本が審査員でやってました。
    人の集まる所で自然な形で美術が入り込んでいけるといいですね。

  2. admin のコメント:

    川崎先生、コメントありがとうございます。
    そうなんですよ。美術って普段の生活の中に当たり前にあるんですけど、「美術」となると構えてしまう人も多のが現状ですから。だからこそ、美術とは一見無縁なところでイベントをすることに意味があると思っています。
    1月7日にも第二弾のイベントが決定しました!がんばります。

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