V2Hで護る生活環境

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「ともにスタイル」では、菜園から調理という自家消費の流れに加えて環境問題にもその視点を提供する取組を行なっています。
それがフラクタルひよけ、太陽光発電などです。

写真はV2H「Vehicle to Home」の制御装置です。このユニットに電気自動車(LEAFなど)を接続することで、太陽光発電した電気を蓄え、施設配電盤への給電が可能になります。

他の太陽光発電と異なる唯一の特徴は、商用電源が落ちて停電した場合でも発電システムがダウンせず、蓄電池に蓄え続けることが出来るのです。

あまり知られていないのが意外ですが、通常の家庭にある太陽光発電では電力会社が停電すると使えません。基本的に売電(電力会社に発電した電気を売る)のためのシステムになっていて、発電した電気は電力側の電線に供給される仕組みになっています。
そして、室内に設置されている電力直流を交流に変換するコンバーターには、コンセントがひとつだけついていますが、これに接続できる電気製品は扇風機や小型TVぐらいが限界で、ヘアドライヤーや電気炊飯器など消費電力の大きな電気製品は使用できません。
ましてやうだるような暑さの中に置かれてもエアコン機器使用は論外です。

このシステムは、将来起こるであろう南海地震に備えて、電力会社からの給電が途絶えても晴れ間が現れる限りは自前で発電し、畑で採れる作物を食べ、飲料水は井戸水でしのぐなど、災害時の負担軽減設計を目指しています。

巨大なインフラを維持するためには巨額の費用が必要です。それは災害時には巨額費用と膨大な労力がないと、復旧が見込めないことを意味します。

大手に一括して任せば効率は良いかもしれませんが、いざという時に大変です。
これからの少子化社会では個人や小さなコミュニティ単位で自活することが求められると予想されます。

エネルギーを一切使わず地表温度を下げるフラクタル日よけと降り注ぐ太陽光をいざという時にも役立てるV2H。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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