前回「ま、いっか」という基礎呪文?(*^_^*)をお話しました。今回は少々高レベルな呪文のお話です。
例えば、子どもが失敗してコップのジュースをこぼしました。
そんな時に「あらあら」とか「おやおや」と、愛情のこもった眼差しで共感と困惑が入り混じった言葉で応じる人も多いのではないでしょうか。
叱りつけたり怒鳴ったりしても、やったことが覆るわけじゃありません。
子どもに注意する時には、失敗しないように気をつけるコツを伝える「しかけ」をちゃんと用意してあげておく前準備をこちら側がやれたかどうかも大切です。
わざとやってこちらの関心を引きたい場合もありますから時と場合によりますが、それをちゃんと見極めた上で、次の行動に移れば良いんです。
この「おやまぁ」は、次につながる絶妙な「間」をとるのに有効です。つまり【短期限定的な保留】に役立ちます。
これを用いると、その直前の事態を一旦受け止めて共感や理解を示しつつも結論を先延ばしにできます。
もっとも、相手が得意満面で語る時には嫌味に受け取られる場合もありますから、使う場面によっては注意が必要な呪文ですよ。
他にも保留呪文はありますが、その話はいずれまた。