へそ思考は組み合わせることで複雑な内容も基本の3つから見つめられます。
人によって様々でしょうが、私の場合、あんまり多くの項目が示される話は苦手です。
例えば成功を導く7つの視点とか、あなたが輝く11の姿勢などはまだ許容範囲です。
でも、美しくなる13のポイントとか、行動を見直す29の改善点とか言われると、一体何を根拠に、どんな解釈をしてこれだけの項目を立てたのかが全く不明ですし、おぼえられませんし、数の多さに付き合いきれません。
(ちなみにここで挙げた数字は素数です^_^)
みなさんは、そんなに多くのことを一度に心のテーブルに並べて分析的に見つめられますか。私はうーんと唸ってしまいます。そして項目の根拠ってなんだろうと思ってしまうのです。
項目に当てはめるのは時々すれば良いよという説明がされることもありますが、その「時々」っていうのもどんな根拠に基づいてどの程度の期間を想定して述べているのかも良くわかりません。
結局、研修会やセミナーなどで多くの項目を知ったところで本当に必要な実践力や応用力は身につかないのではないでしょうか。
なぜなら、これらの考え方は他者から提供された、外発的な内容だからです。自分の中から沸き起こった「こと」ではありませんから、類似のことや真逆の主張とぶつかるとその微妙さや正確さがわからなくなって、何をしているかを見失うことにつながります。
これに打ち勝つためのひとつの方向は、「もっといろんなことを知る」という知識偏重の行動に移行するようになり、もっと理論武装的な知識を求めてしまいがちになります。
そうして、具体性のある「ことば」に安心し、自分はどんな困難にも打ち勝てるようになると盲信してしまう(確証バイアスなど)ことも起きそうです。
でも、悩みっていうのはこれまで経験したことがなく、解決策が見えないから悩むのです。
具体例は知るのではなく、自分で「つくる」こと。
方向性はよく似ているので紹介しますと、例えば美術の領域ではこういう団体もあります。(具体美術協会)
その具体例のつくりかたとして、私はへそ思考を提案しています。
へそ思考は基本は3つで、その組み合わせも含めても6つしかありません。
ただし、そこに代入できる内容は無限にあります。
時系列で変化することもあります。
発展的に変化することもあります。
一つを同じにして、周囲を変更することもできます。
組み合わせたいだけ組み合わせることができますが、覚えておく基本領域は3つ。
いろんな場で活用して頂けると嬉しいです。