ことづくりは関係性の哲学です。
何とどのように関わり、そこで生じる作用を意識し、さらに高まる方向を見つめます。
仕組み
出来事
こころ
この3つのどれにみなさんはこだわりがあるでしょうか。
熱心な研究者がいました。彼は机上で理論を複雑に絡み合わせてひとつの理論を編み上げました。
熱心な実践家がいました。彼女は猪突猛進を信条として、とにかくやって結果を出して、それを経験と実績にしていました。
熱心な思想家がいました。その方は人の気持ちに寄り添い、感覚や感情に訴える言葉を編み出しました。
どれも居そうですよね。
上記はへそ思考を基に適当に作文した「人となり」ですが、こういう方は遅かれ早かれ頭打ちの時期を迎えます。そして悩みます。何が足らないんだろうと。
その時、これを用いてください。
ひとつの領域に打ち込むのはとてもエネルギーが必要です。微妙な差異にも心を砕きつつ、根気と情熱に支えられていないと難しいでしょう。
そんな方にこそ、他の領域を取り込むことが変化を生み出すきっかけとなります。こんな見方や考え方などがまだあったんだ、と感じられるでしょう。
表題のように日常的に3つの領域をバランスよく取り込む、トータルコーディネートできる人である必要はありません。どこかにこだわりがあるのはとても素晴らしいことです。
ただし、たまには自分や周りを俯瞰して、自分が普段見つめていない方向も見つめてみることも忘れないでください。
そのための思考法です。