先日、ネットで「断捨離」の話題を読みました。
ものに溢れる生活で不要なものを取り除くのはひとつの方向です。
でも、本当に他に方法はないのでしょうか。
旅行に出かけると、小さな陶器やガラスの置物などがおみやげ物売り場にいっぱいあって、とても可愛いですよね。
私も眺めるのは大好きです。
ものを増やすだけでなく、空間を増やす方法もあります。ただし、予算に限りが出て来るので大抵の方は断念します。
今回は、こういったモノから生まれる「こと」をことづくりの視点であるへそ思考で見つめてみましょう。
ことづくりは関係性の哲学とも言えます。
ことづくり生活では、ものを対象と捉えて、それらをつなぐ関係性に注目し、作用を見つめます。
その中でもこだわりたいこと、それを見つけましょう。単体で見るのではなく、つながりで捉えるのです。
要は何と関連づけるか、です。
では、へそ思考で例を見ましょう。
・仕組みー保管の仕方
・出来事ー楽しみ方
・こころー気持ちの生み出し方
今回はこうしてみました。
へそ思考をすでにご存知の方はお分かりでしょうが、当然この内容に決まりはありません。数学の公式のように、一ヶ所変数が変わると全てが変わります。
そして、それぞれの視点を方法論でつなぎます。
少しだけ例示してみましょう。
すぐ二項対立に持ち込む思考では、こうでなければならない、と見てしまいがちですが、そうではありませんので、前もってお伝えしておきますね。
保管の仕方と楽しみ方の関係では、例えば玄関飾りとして年間を彩るモノとして用いるために、一つの箱などの一ヶ所でまとめて管理します。このふたつがつながる方法を探るのです。
出来事とこころの関係では、玄関飾りとしてのテーマ(出来事)を決めます。四季を表すのであれば、その都度の想いを表現できそうなモノを用いて、出来事を演出しましょう。
仕組みと心の関係では、保管の仕方にも、ワクワクするようにします。この場合一ヶ所で保存するかたちが望ましいと思いますので、透明のケースに入れる。ラベリングする。これまでに表現した気持ちなどを写真付きで保管しておきます。
どこかに発表するのも良いでしょう。そうしているうちにいつの間にか、あなたは玄関飾りの名人としてSNSなどで評判になるかも知れません。
そうやって楽しみ方を増やすのです。
それでもパッとしなければ、きっと活用できないでしょう。その時は保留します。保留期間も自分で決めます。
はみ出す量になると、使っていないモノは保留ボックスに片付け、自分で指定した期間内に使わなければ処分しましょう。誰かに譲る、フリマなどで売るなどもあります。
「断捨離」をするにしても、受動的な姿勢では同じことを繰り返すだけです。
やめなくてはいけない。
ではなく、
そうする自分を受け入れる。
自分と向き合う姿勢がなければ、例えば断捨離だって無理かも知れませんよ。
自分を受け入れる姿勢が身につけられれば、方法はいくらでもありますからね。
楽しむ姿勢を大事にして、
自分と周囲を俯瞰してみましょう。
へそ思考を使って、みなさんにとってのプラス思考、未来志向の見方ができることを願っています。