>小麦の収穫を手作業で<

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先週の土曜に小麦を収穫しました。
刈り取りは手作業、脱穀は機械での作業を予定していましたが、アクシデント発生。
そのため、全てが手作業となりました。

藁から小麦を分ける脱穀は、最初棒で叩いていましたが効率も悪くて断念。一本一本指でしごいていきます。
この大変な作業からでも気づきがありました。一本の藁から何粒の小麦が採れるか。昨年冬に畝をつくり、一粒ずつ丁寧に穴を開けて埋めたことを思い出します。
粒になったら、トウミの作業です。
これは風圧で籾殻や藁屑を取り除く道具ですが、これすらありません。ですから写真のザルを用いて、工業用扇風機の前で加減を見ながら吹き飛ばしました。

昨日と今日で、2/3ほどが分離できました。
明日以降、写真の残った小麦を分離し、晴れ間に乾燥させていきます。

機械ですると一瞬の作業も、手作業だといつ終わりを迎えるかと心配になりますが、一本終えれば終わりに一歩近づくのですから、なんとかなりそうです。

作業中に、脳裏に「落ち穂拾い」の絵画とそのいきさつが思い浮かびました。
落ち穂拾い、に描かれている人は、貧しい人だとか。
収穫し終わった後、畑に落ちている穂を拾って持ち帰るのは許されていて、収穫に駆り出された人が収穫後に家族の食卓を潤すために、疲れ果てた夕刻にも精を出しているのです。

手で作業をしていると、一粒を愛おしく感じます。
もったいない、と思います。
食を考える時、敢えて手で作業することも大切ですね。

こういう時に、お手伝いして頂ける方がいると嬉しいです。
一緒に農作業をやってみたい方、一度見学にお越しください。
「ともに」野菜を育ててみませんか。

この小麦を何に使うかも現在思案中です。
パンか、ピザか。それともうどん?
みなさんなら、何を作りますか?

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