生命を考える

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25日、高松市役所のロビーで行われている写真展にお邪魔しました。
9時半頃でしたが、民放テレビ局の取材も来ていました。

「犬たちをおくる日」著者今西乃子の世界 と題で行われていた写真展は、野犬や飼えなくなって保護された犬の末路を紹介するものです。
引き取られる数はごく僅かで、後は殺処分されるそうです。
先週末には、動物番組で虐待されたり飼えなくなった動物を保護している施設が登場していました。犬は人間を信頼し、寄り添っていたいのに、人間は自分の都合で生殺与奪を繰り返している姿にただ驚くばかりです。

殺され、焼かれ、骨になった写真も公開されていました。とてもショッキングな写真であることは間違いありませんが、主催していた藤原さんによると、この現実から目を背けることなく命の大切さを考えてほしいとのことでした。

命に対して責任をもつということはどういうことでしょうか。
単に情に流されることなく、それぞれが考えるべき大切な問題です。

東北の震災や原発問題で置き去りにされたペットの話題もよく登場します。
この犬という単語を「人間」「こどもたち」を置き換えると、大切にすべきものが見えてくるように感じます。
相手が植物であっても、人間は他の命を得て生きています。
ともに楽しく過ごしたいと願うパートナー(犬に限らず)を、大切にできているか。
自分の都合だけで判断していないか。

たくさんのことを考えさせられた展示でした。

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