絵をみるということ

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絵を見るときに、みなさんは何をご覧になりますか?

上手、下手?
これは何?(描かれているもの)
どんな雰囲気?(描かれている景色)
誰がいつ描いたの?(作家の知識)

でも、こどもはそんな目で見ていないようです。
鑑賞の研修会に参加した際、こどもは絵の中に入り込むと奥村高明先生がお話しされていました。その当時、知識を教え込む指導を行っていた自分にとっては違った視点でした。
知るべきことを知らないと(知識がないと)絵は見られない。
そう思っていた訳です。
ところが、こどもは無意識に絵の中に入って周囲を見ているというのです。

絵から季節を感じる、時間を感じる、風を感じる、音を感じる、温度を感じる。。。そういったことは絵の中に入り込むからこそ感じられることだと思います。
教え込まれてすることじゃないんですね。

美術館に行って「知識がないのが恥ずかしい」という点で、絵を見る価値を縛っている自分に気がつきました。そして昨年福のり子のお話を聞いて、次にどうすればいいのかを考えるきっかけを頂きました。
その福先生の講演を、第三回まなびあい勉強会として週末に開催します。
参加者のみなさんが「見る」ということでいろんな示唆を頂けることを期待しています。
また新たな参加者も常時募集しています。「つながって」、みなさんでいっしょに「美術を通した活動」に取り組みましょう。

 

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