あけましておめでとうございます。
今年は元号が変わるということですが、変わらずあって欲しいコトもあります。今年もそんなコトを追い求め続けて行きたいと考えています。
【ホテルを例に考える】
ことラボの説明には毎回苦労しています。ことづくりとは状態づくりですが、特に意識せずに暮らしても状態づくりはしていますので、「で、どうするの?」と悩む方が多いのも事実です。
そこで、ことラボを会員制の【小さなホテル】と考えてみましょう。
ホテルの基本的なシーズは利用者の宿泊や会場の提供です。
ことラボは小規模ながら自分時間をつくって楽しい出来事を創出する場所を提供しています。
素泊まりの客もいれば滞在型の来客もおります。一人で利用する来客もおりますし、カップルで利用する来客もおります。
ことラボも短期滞在にも対応しており、お一人様やご家族、友人などでご利用頂けます。
ホテルは多様なニーズにお応えするために様々なスタッフがいます。それは利用料に反映させています。
ことラボは最小限のスタッフしかいません。それは利用料に反映します。会員制ですから、会員しか利用できない場所もあります。これも利用料を極力下げるためです。
ホテルでサービスを求めると、サービス料は別途扱いの料金表があります。どこであってもサービスがつけば追加料金が付加されます。
ことラボはセルフワークが基本のために極力サービスを排して価格を下げています。
ホテルは数多くのイベントを売っているわけではありません。来客の求め(ニーズ)を叶える仕事です。イベントを実施するのは借り手のお客様です。ことラボも宿泊が可能ですし、ちょっとした勉強会や会議もできます。自分時間を過ごす体験型の空間や設備が揃っています。
独自性を出して食事やショップ、滞在時における自由度や応用度にこだわるホテルもあります。
ことラボも循環に特化し、自産自消の菜園とカフェをつなぐ試みや太陽光充電による施設電源確保など、コンセプトに対応した施設整備を行なっておりますし、災害時にも会員のご要望にお応えできる準備をしております。
このように見ていくと、ことラボを自由度の高い【小さなホテル】と呼べる理由がお分かりいただけるのではないでしょうか。
決して便利ではないけど人それぞれに広がりがあることラボは【不便益な施設】でもあり、手間や手順は決して効率良いとはいえませんが充実した体験を得られる特徴も備えています。
(※不便益とは京都大学デザイン学ユニットの川上浩司教授が提唱する、手間でも役に立つ出来事づくりの総称です)
中には利用機会が少ないご遠方にも関わらず、オプションをご選択になるコトで事業支援くださる方もいらっしゃいます。大変有り難く、感謝しております。
オプションについてはホームページにも記載しておりますので、ご検討頂ければ幸いです。
ライトメンバーやヘビーメンバーなどの多様なニーズにお応えしながら、「そこに行けばいつも普通に待ってくれている」場所を目指して細々とではありますが、息長く続けていけたらと考えております。
どうぞよろしくお願いします。