ストレスからの解放

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人は何をやっても、ストレスを感じるようですね。

ポジティブな場合、それは先へ先へと進みたい欲求があるからでしょう。
勉強ができたとしても、もっと先へという望みが湧きますし、やめろと言われてもやめられないところに難しさがあるわけですから。

ネガティブな場合、不安症であれば問題が解決されても次の不安が芽生えて堂々巡りをしてしまいます。なにかを解消できても気になる、という行為がやめられるわけではないようですから。

このようにポジティブでもネガティブでも、人はストレスを感じるようです。

今回は、それをへそ思考で見つめてみましょう。
へそ思考は大胆にも3つの領域しかありませんが、大抵の「こと」は網羅しています。

さて、今あなたがストレスを受けているのはどの領域でしょうか?

いくら確信的な論拠を得ているとは言え、あなた自身や他人から向けられるあるいは感じとれる感情や態度、取組や結果に対する疑問や不満や不信などがありますよね。
このように「こころ」は、空想と理念の世界を行ったり来たりすることもできます。

「出来事」に不満を感じているなら、それは機能もありますが、今の自分の考えは空想か理念かを問うのも、ひとつの方向が見えるきっかけを得られます。
空想に支配されていて現実味を失っているのかも知れませんから、その出来事を深めるための仕組みによる機能が何処かにあると考えて探れば解決法に出会えるかも知れません。

「仕組み」に違和感を感じるなら、それは機能的な視点か理念的な視点でひっかかりを感じているのでしょう。
より良い仕組みがどこかにあるのだとすれば、それを探し求める必要があるでしょうし、確証を得られるような信念がもてる「かたち」を探しているのかも知れません。

こう見つめると、単純にストレスからの解放を求めるのは意外と難しそうですね。

領域のさまざまな「つながり」からは、無縁でいられないからです。
たった3つの領域で見つめても、必ずどこかでつながっているのですから。

どうやら、ストレスからの解放を求めるよりも、どう付き合うか。
これが大事なようです。

これは腰痛や神経痛のような持病と一緒ですよね。

不平や不満よりも、その「コト」と上手に付き合う。
そのためには、ひとつの領域に捕らわれずに、今あなたが捕らわれている領域の外を見つめようとする姿勢が、きっとあなたの「こころ」自体も軽くしてくれるのではないかと考えています。

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