ことづくりの話をしていると「それで飯が食えるのか」と言われることがあります。
良いのは分かった。
でも,そんなことを考えている暇なんてない。
考えようとしても,どんどん時間が経って,何も出来ていないことにうんざりする。
忙しいことを口実にしてしまうことは結構多いですよね。
私自身もそういうところがあります。
考えるほどに,何もアクションを起こせていないと自分を責めることも。
飯が先か,より良く生きるが先か。
そしてこんな問いが生まれます。
あなたはどちらですか?
こういう問い自体が対立軸を設定してますよね。
AかBか,のような問いには,「あいだ」を探ることが大切です。
つい,何気ない生活の中で落ち込んでしまう思考。
それがどちらかの選択を強いられたときに,無意識に2つだけしか選択肢がないと考えることです。
以前も書きましたがAにもBにも該当すること。
その共通項を探ることです。
受け止めて,引き出して,より良く,組み上げる。
どっちが先かを考えるより,
双方をどう受け止めて,
その良さをどう引き出して,
更に良い方向を目指して,
そのかたちをつくっていく。
という関係性の流れを意識する方がずっと建設的な気がします。
さて,目の前にはワインとナッツがあります。
どっちから口に入れようか。。。
そんなときにまで考えることはないですからね。
念のため。