「こと」は世界の捉え方

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〜論理は「こと」で構成されます〜

ことづくり生活を前面に押し出して活動を進めていますが、実は「こと」の説明には、毎回悩まされます。

一言で簡単に説明する置き換えの言葉がなかなか見当たらないのです。
今のところは英語表記と同じで、いろんな事例を羅列するしかありません。
そうすると今度はそれぞれの事例を説明する必要があって、初めての人が説明の長さにうんざりすることも。

それはこういうことですね。
と、ひとことで言うには。

ことは生活です。
ことは考え方です。
ことは自由です。
ことは生き方です。
ことは作用です。
ことは哲学です。

どれも正解なんですね。
そんな中、最近は「世界の捉え方」と答えています。

これは哲学書を読んでいて見つけた表現です。
哲学は生き方指南書と思われる方もいるそうですが、世界をどのように捉えて解釈し、理解に向けた理論化を進めるかに力点が置かれているそうです。

世界とは身の回りの日常から、自分の知らない世界や理解を超えた世界も含まれます。
心の世界を深めて行くと心理学となりますし、見えない死後の世界観までも含まれると神話や宗教学になります。

どれにも共通するのは論理性です。それは学問という前提があるからです。

ただし、単に個人が自己中心的な主張をするのもまた「こころ」が導く「出来事」ですから「こと」です。

学術観からの理論であっても、個人の主観で導かれた価値観からの主張であっても、へそ思考から見れば全ての論理は「こと」です。

モノを理解する際にも、そもそもの存在に突き詰めると理論です。

なぜモノが存在するのか。
なぜモノが必要なのか。
このモノはどういう構成組成か。

モノの意味や価値、それは「こと」です。

あなたが生活している世界。
そこには物質としての「モノ」があり、その世界の捉えとしての「こと」があります。
その「こと」が様々な「場」に意味や価値が与えられ、人の生き方に戻ってきます。

モノや場の存在や効果に意味を与えているのは、あなたの世界観からくる論理なのですから。

その思いを大切にしつつ未来志向を目指す。

ことづくり生活を自分なりに楽しむための具体的な内容を、皆さんと一緒につくれると楽しそうですね。

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