落花生の乾燥をしています

LINEで送る

今日は落花生のお話。

収穫活動委員会・ちょび菜園では、毎年落花生を育てています。
もとはお隣さんから分けて頂いたのが始まり。
種さえ出来ればどんどん増やしていけます。今年で4代目。
6月に種をまき、暑い夏を乗り越えて、10月から11月にかけて収穫適期を迎えます。

今年は10月13日に秋の収穫祭を行いましたが、まだまだ実が大きく育つ可能性がある株が多かったために少し栽培時期を延長し、昨日ようやく残りの畝を全て掘りあげました。

この収穫適期になると決まってカラスやイタチがやってきます。
カラスはひもや網で防げるのですが、このイタチがくせ者です。ネットの隙間をするするっと入って、株の根っこを掘ります。そうなると美味しいところをもっていかれるので、この時期は動物たちとの知恵比べが続きます。

うちでは収穫した後に、すぐ水洗いをします。
普通の農家ですと、屋外に2週間ほど干しておくのですが、先ほどの動物たちのえさになってしまうので、こうしています。
その後サッと水切りをして、太陽を浴びさせて乾燥させます。

IMG_2541

写真が乾燥二日目です。
色が違うのが分かりますか?
これは落花生の含有水分量が違うために起きます。

IMG_2542

二枚目の写真は、比べやすく手に載せてみました。
白い方は筋がはっきりしていますね。
これは土の中でよく育っている証拠です。
色の濃い方はつるっとしていますね。
一日乾かした状態で色の違いを見て、A級品とB級品といった具合に選別をした後に、2週間ほど乾かしていきます。

IMG_2544

これを割ってみたのが三枚目です。
白いスポンジ状の皮が厚いのが分かります。
これが分厚いと乾きにくいですし、実も小さいままです。
よく買ってきた落花生を割って食べていると、こんなに小さい実が出てくることがあります。それはまだ大きく育ちきれずに収穫されたからです。
この状態で乾燥するから、振ると「からから」と、音がします。ですから、乾かしても食べられそうにないような実についてはこの時に取り除いていきます。

そして、希望者に販売します。
「隠れ家」では、会員さんやイベント時の来客のおやつになることもあります。
無農薬有機栽培で安心して食べられる落花生、いかがですか?

今日のお話が、少しはみなさんのお役に立てると嬉しいです(^_^)

カテゴリー: ゆかいスタイル情報, 農場のようす パーマリンク