中学校美術Q&A in 岡山に参加しました

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平成25年の最初のアピールは1月12、13日に、岡山で開催された「中学校美術Q&A」に参加したことではじまりました。

この勉強会は、北海道の中学校教員である山崎先生が発起人となり、美術教育の大切さを訴えるためのA(アクション)を起こすこと。そのために必要なQ(クオリティ)をあげること。それをどんどん自分たちで動いて知識を手に入れ技術を磨き、全国でつながって、ひとりではできないことをみんなで大きな活力にしていこうという取り組みです。

「まなびあい愉会くらぶ」事務局としても、そういった自主的な先生方の集まりに賛同し、応援できるところをできる形で行っていくことにしました。

丸二日間の研修に、主には近畿中国地方から手弁当で集まった皆さんです。

この勉強会のトップバッターとして、発表する機会をいただきました。

これまでのいきさつをはなしているところです。教員であった頃に目指したことや悩みなどをお話ししました。これがあって、今があるのですから。

後半、まなびあいの勉強会がどういうスタイルで実施されているか、どんな方が集まってくれているかなどのお話をしました。

私の発表の具体的な話はさておき、この二日間で、幼児教育の視点から岡山大学大学院の大橋功先生から、義務教育の全体を見通した視点から環太平洋大学の村上尚徳先生から、美術教育の国際的な動向を踏まえた視点から兵庫教育大学の福本謹一先生からの講演がありました。どれも非常に中身の濃いお話で、みなさん頭が煮詰まったのではないかと思ったのですが、さすがは全国から集まってくる先生方はちょっと違いますね。どの講演や発表もそうですが、みなさん熱心に写真やメモをとっていました。

そしてその夜の懇親会。ほぼ全員が参加している状況。それはそうでしょう、みなさん情報交換や交流をしたいがために集まった人たちですから。二次会までしっかり参加して、貴重な交流ができました。

感想としては、理想と現実のギャップを埋めていかれるのが、集まった先生方の方向なのでしょう。どんな工夫がされていくか、とても楽しみです。

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ここより以下は私の発表のレジュメです。
ここにもたくさんのヒントを詰めて、みなさんに提示したつもりです。
そこから何かきっかけを得ていただけたなら、参加した甲斐があるというものですね。

「美術」が活躍する場
− 「ものづくり」と「ことづくり」に関わる美術 −
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> はじめに
1 学校で指導したこと
・教科指導 ・生徒指導 ・部活動指導
2 美術教育で取り組んだ課題

> 学校を離れて(キーワード: つながりづくり)
3 社会で求められる力
4 社会に必要な力は独創力?

> 目指す方向を考える(キーワード: ことづくり)
5 「ことづくり」という用語
6 「ことづくり」とは
7 「もの」と「こと」の関係
8 どんな「こと」があるか
9 美術教育で大切な「こと」
10 美術における「ものづくり」と「ことづくり」

>「こと」との出会いのために(キーワード:きっかけづくり)
11 まなびあいで起こる「こと」
12 ことづくり事例
・勉強会 ・イベント ・研修会
13 ゆかいスタイルとは 「ことづくり」
・エリア紹介

>おわりに
「もの」と「こと」を紡ぎ上げるバランス感覚。そして「つくり」あげる愉しみ。  美術教育の中で、美術を通した活動の中で、みなさんのことづくりを愉しみにしています。

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以上。何かの参考になれば。

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