ムサビ学生による市美ワークショップ

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7月30日土曜の13:00から、高松市美術館でムサビ(武蔵野美術大学)学生によるワークショップが開かれました。
一部香大の学生さんもお手伝いしていたようですし、工芸高校のボランティアスタッフも参加していました。

Tシャツを持ち寄り、龍の肌をイメージしてペイントしたものを連ねてドラゴンをつくる、というイベントでした。
参加したこどもたちが、いきいきと作業しています。迷っているこどもには学生が元気よく声をかけています。頼れるおにいちゃん、おねえちゃん、といった感じです。

印象に残ったのは、大学生の上手な声かけ、作業の支援です。どれをとってもそこそこ勉強して来た教員の動きです。これまでの経験の多さが、学生の資産となっているのでしょう。 さりげなく絵の具の混ぜ方を伝え、ぬる、なする、たらすなどの表現方法を、こどものやりたいことに合わせて助言しています。教員志望も多いようで、将来がとても楽しみな学生たちでした。
また、参加していた高校生は、自分の将来像である大学生の姿に刺激を受け、いきいきとしていました。私の教え子が一人参加していましたが、「入試に向けたデッサンに嫌気がさしていたけど大学生の姿を見てやる気が出ました」と感想をもらいました。
そうやって、「つながり」がここでも生まれました。

事前に竹を準備していたようで、Tシャツがどんなふうにディスプレイされるのか興味のあるところでしたが、まさかこんなスタイルとは、という驚きのほうが大きかったです。

夕方。ここまで展示して、学生たちはへろへろでした。こどもたちと関わるというのは自分が作品作りをするよりずっとエネルギーが必要です。それでも学生たちの顔は晴れ晴れとしていました。
作品は高松市美術館中二階に展示されています。小谷元彦展の間は展示されいるようですので、この夏休み期間中に、こどもたちと学生たちが「つながって」作り上げた作品を、ぜひともご覧ください。

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