昨日の土曜日。毎月恒例の香川県民文化大学の講演を聴きに行ってきました。
いつも、「ゆかいな余暇を」過ごすためのキーワードはないかと楽しみにしています。
今回は、ノンフィクションライター、民俗学研究者の肩書きをもつジェフリー・S・アイリッシュ先生。演題は「小さな集落での幸せな日々」でした。
講演の中で、自分らしさとはどういうものなかのか、とか、先祖の築いてきた軌跡をたどることなどの例を出しながら「どう生きるか」に焦点が当たっていました。
できる限りおもしろおかしく話をされていましたが、高齢者に囲まれた集落の中で死とどう向き合うか、その隣り合わせにある生をどうとらえるか、を写真とともに話しておられた印象を受けました。
また、「社会人」という概念の捉え方では、一般に学校を卒業し社会に出れば社会人と考えられているが、自分よりも大きな存在に関わることができるようになることが「社会人」なのではないかと言われていました。責任を果たすことができる場所、自分の大切な居場所にどう関わるかを考え、そして実践して行くことの大切さを伝えようとしていたのではないかと感じました。
最後に「生き方」について、先生が大切にされている項目を7つ挙げておられました。
1 お金よりも時間を優先したい
2 人の良いところを信じたい
3 「生」は当たり前ではない。人生を無駄にしてはいけない
4 つらい、大変、、無理という言葉は使いたくない
5 個人でも、社会全体に影響を与えられるものがある
6 口に出すよりも行動を起こす
7 出会う人から、必ず何かを学べるものがある
どれも、多忙な社会に埋没してしまうと忘れてしまうことだと思います。
それを改めて確認することができて、たのしいひとときでした。